第7章 プレゼント
彼は待っていたかのように
私に話し始めたのだ
横山「俺の仕事時間が早まった
今から行くから」
「そうなんですか・・・・」
私が返事すると
彼は私に突然
持って帰って来た紙袋を突き出したのだ
「えっ?」
私が驚きながら
紙袋を受け取り
中を確認しようとすると
横山「そこにスマホが入っとる」
その言葉に
私が驚いて彼を見ると
彼は少し照れたように笑いながら
横山「連絡必要やろ?
あと仕事を探すのにもな
やから、俺からのプレゼントや」
彼の照れた顔を見ながら
私は焦った
「えっ、プレゼントって
こんな高級な物を・・・」
紙袋の中を見ながら
焦っている私に彼は
横山「ちゃんと職を
見付けんねんでええか!」
それだけを伝えると
私の頭を軽くポンポンと叩いたのだ
私の心臓が大きく動き
頬が熱くなった
横山「今から俺は
仕事に行って来るけど
ちゃんと飯を食べとくんやで」
そう私に伝えると
彼は家を出て行こうとした