第7章 プレゼント
彼のスマホが
ソファーの間に挟まっていたのだ
「な、何で、こんな所に・・・」
私は驚きながらスマホを手にし
そっとテーブルの上に置きながら
微笑んでいたのだ
もしかしたら
彼は私と一緒で
おっちょこちょいなのかも
知れないと思ったのだ
そう思うと
ちょっと気楽になり
機嫌よく掃除の続きをしたのだ
私が窓ガラスを綺麗に拭いていた時に
彼は帰って来た
彼は紙袋を手にして
リビングに入って来たのを見た
そして彼は
テーブルの上にあったスマホを見て
横山「ここにあったんか」
そう安心したようにスマホを
手にしていた時に
私が声をかけた
「ソファーの間に挟まっていましたよ」
私の言葉に
彼は驚いように振り向いた
横山「俺、いつの間にそんな所に!」
彼は驚いたようにスマホを見ていたが
私は微笑みながら報告した
「音が鳴っていたので
探しておきました・・・」
私の話を聞いて彼は
慌ててスマホを確認しだした
横山「やばっ
着信はマネージャーやん!」
そう言うと彼は
慌てたように電話をかけたのだ
そんな彼を見て
私は掃除の続きに戻り
窓ふきに戻ったのだ
しばらくして窓も綺麗になり
自分の頑張りに
ガラスに映っている自分を見て
微笑んでいると
ガラス越しに彼が立っていた
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
私は驚くと
彼は静かに手を動かして
こっちに来るようにと
メッセージを送って来た
私は、どぎまぎしながら
ガラスを開けて中に入ると