• テキストサイズ

ロイヤル ミルク ストーリー

第7章 プレゼント






 私は掃除などする所もない

綺麗な部屋に掃除機をかけていた




掃除をしながら思っていた

どうしたら

こんなにも綺麗に生活出来るのだろうと



家では

あまり過ごしてないのだろと

勝手に納得していたのだ







私がリビングに

掃除機をかけようとした時に

彼が飲み残したカップを目にし




掃除機を止めると

カップを片付ける事にした




私はカップを

台所の流しに持って行くと

驚いてしまった





洗う時に使うスポンジも

きっちり

整頓されたように置かれていた




「本当に

きっちりした人なんだ・・・」



私はため息をつきながら

カップを流しに置いた


そして静かに

蛇口を開くと水を出して洗ったのだ



洗いながら不安になっていた



私はどっちかと言うと雑なのだ

そんな私に

このキッチリした雇い主の

家政婦が務まるのだろか・・・・



洗ったカップを綺麗に拭くと

棚に直した



そして

また掃除機を動かし始めようとした



その時だった

どっからか電話の着信音が

鳴っていた事に気が付いた




私は焦って探した




いったいどこから

聞こえているのだろう?




必死で音のする方向を捜索すると

ソファーの辺りで鳴り続けていた




「えっ、どこだろ?」




ソファーあたりだと確信した瞬間に

音は切れた





「ちょ、えっ・・・

どこで鳴ってたの?」




私は

ソファーに綺麗に並べられている

クッションを一つづのけながら

探していると


私の目の端にあるモノが入った









/ 79ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp