第5章 家政婦
飲んでいる彼を見ながら
「何かの意味が・・・?」
私は彼が何を言おうとしているか
理解が出来なかったのだ
いつまでの暗い顔をしている
私を見て彼は突然
何かを思いついたように
横山「ほんならさ」
私は顔を上げて彼を見た
すると彼は嬉しそうに
私に言ったのだ
横山「俺の家政婦してくれたらさ
ええんちゃうん」
私は聞いて驚いた
「家政婦?」
彼は頷きながら言った
横山「家政婦してら迷惑ちゃうやろ?
ちゃんと給料は払うし
家の事をしながら職を探したらええし
どや!!!!!」
「どやって・・・・」
私は笑いながら彼の提案を聞き
しばらく考えた
彼の言う通り
家政婦なら誰かに聞かれても
仕事だから迷惑にならないか・・・
あと、稼げるから
一人で生活出来るようになるかも・・・
そう考えて
私は彼の提案に素直に頷いた
横山「ほんなら商談成立やな」
そう言うと
彼は嬉しそうに笑ったのだ
それに笑顔に釣られて私も笑うと
しばらく二人で笑っていると
私の食べ残している
お弁当が目に入ったようで
横山「食べ物はちゃんと残さんと食べや・・」
私はその言葉で
また笑ってしまった