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【文豪ストレイドッグス】黒い世界に生きる少女

第5章 運命の瞬間


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「やぁ!くるみちゃん!久しぶり!今日は私と一緒に仕事してくれるんでしょ?嬉しいなー」
顔に笑顔を宿した太宰が挨拶をかける。
「はい。宜しくお願いします!」

「今回はね、ちょっと厄介な仕事っぽいんだよ。」
「と、云いますと?」
「マフィアに台頭する勢力がいる。旧式の銃をエンブレムとした、ミミックという組織さ。」
「ミミック?」
「どうやらね、マフィアの動く情報庫が彼等と関わりがあるらしくてね。つまりかなりのピンチだよ…。
私も先程、そいつらの仕業である死体を、広津さんと確認したところさ…」
「そんな大事な調査、私なんかでは足でまといになってしまうのでは…?」

太宰はくるみをまっすぐに見ると云った。

「大丈夫。君の銃の腕前の上達ぶりは中也に聞いてる。それに君には……」
そこで太宰は言葉を濁した。
「あー、なんでもない!」
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