第2章 キャスト決定!
そら
黒「で?その布どーすんの?」
机にうつ伏せのまま、顔をこっちによこしていう。
あっと、思い出して手元を見るも見当たらない!
そら「落としt「拾ったよ」愛してる二口くんっ!」
すぐに二口に頭をさげる。
二「ありがとうございましたニャンは?」
そら「はいはい。ありがとうございましたニャン」
二口「なんだよ、変わりようがすごいな。」
そら「だって、一回やったら慣れた。」
バーカとかいう野次が聞こえるけど、無視だ無視。
そら「2人は?掃除機借りてきてくれた??」
丁寧に手を添えながら掃除機をスススッと前に出す。
西/田「こちらにございます。」
そら「ありがとう。あ、あと輪ゴム…」
田「はい、こちらに。」
そら「あと新聞紙……」
西「こちらをどうぞ。」
何か言うたびに、ちゃんとそれが出てくる。
「喉乾いた、アクエリ。」
「俺牛乳パンー」
「シュークリーム」
「焼肉べんとー!」
指で数えながら、ブツブツと復唱する。
そら「なに便乗してるんですか!」
ツッコむと及川さんが
及「だってさー自分で行くのめんどくさいじゃん?
だからついでに行ってもらおうかなーって」
そら「別に、外行くような用事頼んでません!」
西/田「わかりました!買ってきます!」
ドアを勢いよくガラッと開けて、猛スピードで出て行く。
バカだなーあいつら
と爆笑されていることにも気づかずに。