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イケメン戦国 ◇甘い囁き 2◇R18

第12章 未来からの落とし物/徳川家康


「え?……そうかな?」

「そうですよ。凛様ほど可愛いらしい方は、この世にはいません」

「もうっ……三成くんったら誉めすぎだよ」



仲良く笑いながら廊下を歩いてくる凛と三成。
その2人を見ているだけで俺は苛々としてくる。

何で苛々するのか……

そんな事わかりっきっている。
俺以外の男と仲良くしている凛を見るのが嫌なんだ。

単純に嫉妬している。そんな自分がみっともない……そう思っているけどしょうがない。

それだけ凛の事が好きなんだから

まあ、相手が三成なのも気に入らない



「私は事実を言っているだけですよ……凛様」

「?(うわっ……顔が近いよ)」

「私のつま」

「……何やってんの?」


凛と三成の間に割ってはいる。
それ以上は言わせない


「……ちっ」

「なに?いま……舌打ちした?」

「そんな……舌打ちなんてするわけないじゃないですか」


にっこりと笑ってみせる三成だけど
目__笑ってないから

誤魔化そうとしても俺には通用しない
三成が凛を狙っていることなんか俺には分かっているんだからさ



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