• テキストサイズ

イケメン戦国 ◇甘い囁き 2◇R18

第28章 うたかたの夢/上杉謙信


「謙信様!!……謙信様!!」

「佐助……耳元で怒鳴るな。聞こえている」

「まったく。戦場でうたた寝なんかしないで下さい」

「敵が仕掛けて来ないから退屈でな」


木の根元でうたた寝をしていたようだな。


「信長の軍勢に動きがあったみたいですよ」

「そうか……では、前線に出るとするか。信長……!俺を退屈させるなよ」

「相変わらず戦好きですね」



呆れたような佐助に背をむけ、馬に跨がる。



「この俺に生きているという実感を感じさせてもらうぞ」







なあ、凛。



お前のいないこの時代はつまらん。

いくら、戦に興じようと俺の心を満たす事は出来ぬ。
俺の心を満たす事が出来るのはお前だけだ。

凛との約束は守ってやる。
俺は退屈でつまらんこの時代を生き抜く__





俺は必ずお前を見つける。



それまでは暫しの別れだ___













*謙信 終*
/ 179ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp