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イケメン戦国 ◇甘い囁き 2◇R18

第8章 甘いのを頂戴/徳川家康


「家康……?」


何もわかっていない凛は、戸惑いながら俺の名前を呼ぶ。その声さえ愛おしくて理性が飛びそうになる。

凛に料理を食べさせている時からずっと我慢していたんだ。

小さな口を一生懸命に動かして食べている凛の姿は、小動物のような愛らしさがある。

そんな凛を見ていると抱きしめたくなる衝動に駆られるし、そんな愛らしい姿を他の男どもに見せたくない
(だから人前で凛を甘やかすの嫌だったんだよ)


「なんで俺が凛を甘やかさないか、知ってる?」

「ん? 私がしっかりとするように……でしょ?」


やっぱり……わかってなかったみたいだな


思わずムカついて凛の鼻を軽く抓んでしまった。



「?!……いたっ」

「男は好きな女を甘やかせたいんだよ」

「え?そうなの?じゃあ家康も?」

「……当たり前」

俺がそう言うと途端に顔を崩して照れ笑いをして
「家康、大好き」
俺に抱きついて胸元に顔を埋める凛。

そんな事をされたら
__どうなるか知らないでしょ?


一生懸命につなぎ止めていた理性が音を立てて崩れていく

凛を抱きしめてそのまま横抱きにして凛の部屋へと急ぐ。








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