第7章 糸電話/猿飛佐助
屋根裏の板を少しずらすと凛さんは既に眠っていた。
あどけない寝顔を見ているだけで、胸の奥に甘い傷みがはしる
それだけなら俺も可愛いやつだなと思うが……
その寝顔を見ているだけでは飽き足らず、触れてしまいたいと身体が要求してくる。
つまりは勃起状態
健康な青年男子ならごく普通の事だと思う
でも俺には凛さんに触れる勇気は持ち合わせていない。
彼女に触れたい(本能)
しかし、触れることは叶わない(理性)
本能と理性の間で苦しむ俺は1つの解決策を見つけた。
俺の考えた方法なら俺の本能は満足し、凛さんを傷付ける事はないだろう。
そう思い俺は用意してあった糸電話を凛さんにめがけてゆっくりと降ろしていく。
凛さんの顔の近くに糸電話がおりたのを確認すると
「凛さん……起きて……」
糸電話を使い、小さな声で呼びかけてみる。
何度か呼びかけていると眉をしかめ、顔を左右に動かし始めた。
「凛さん……起きて」
「ん~……さすけ……くん?」
目をこすり、寝ぼけた声
起きぬけの凛さんは、とてつもなく可愛いくて更に股間が疼くよ