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イケメン戦国 ◇甘い囁き 2◇R18

第5章 何度でも……/豊臣秀吉


なっちまうっていうのは正確ではないな。

既に凛を押し倒して口付けをしちまっている。
性急すぎていると自分でもわかっちゃいるけど、やめられない。


戦場という命のやり取りをしていた場所にいた俺。
生きて戻ってきた事を実感したくて凛を抱いてしまう。

まあ、それだけじゃないけどな

俺の身を案じて泣いている凛が素直に愛おしい。愛おしくてたまらないから、つい……な?


「んっ……ダメだよ……」


頬を桜色に染めてるくせに俺の胸を押し上げようとしてくる凛


「久しぶりに凛に逢ったんだ。思いっきり甘やかしたい」

「だって……けが……してるでしょ?」

「さっきも言ったろ? 大した事ないって」

「でも……っ……」


まだ何か言いたげな凛の唇に指をたてる。


「凛……」

「っ……(そんな熱を帯びた瞳で見つめないでよ……ダメって言えなくなっちゃう。私だって秀吉に甘やかしてもらいたいもの)」

「……な?」

「……少しだけなら……」


いまにも消えてしまいそうな声に胸が鷲摑みされちまうだろ


どうしてそんなに凛は可愛いんだ?

抱き急ぎたくはないと思ってはいるが……

駄目だな
早く凛を感じたくて股間が疼いちまってる
(少しは自重しろよな、俺の息子)
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