第1章 未来からの落とし物/石田三成
「凛様……これの使い方を教えて下さいませんか?」
「え?! そんなっ……(使った事ないよ。興味はあるけど……でも、ダメ!!……恥ずかしいもん)」
「凛様、お願いします」
「ちょっ、待って!!そんなキラキラスマイルでお願いしないで」
「きらきらすまいる……ですか?」
自分では気付いていないのですが、私はどうやら『きらきらすまいる』というのが出来るようですね。
それをすれば凛様は、教えてくれそうです。
「凛様……お願いします」
(キラキラスマイル発動中)
「うっ……
(三成くんのキラキラスマイルの前では、私の羞恥心が負けてしまう)」
「凛様……」
「ううっ……(キラキラスマイルプラスお願いわんこの可憐な瞳がっ……)」
もじもじとしながら悩んでいる凛様も可愛らしくて、つい無理なお願いをしてしまいます。
まあ、それ以上にこれが何なのか__
それが知りたくて仕方ないんです。
私の知的好奇心が刺激をされてしまっているんです。
「凛様……お願いします。この三成の願いを叶えてくれませんか?」
耳元で囁くようにお願いをしてみると
「……私の部屋に来て」
掠れたような小さな声で私の手首を引っ張り歩きだす凛様
これで私の知的好奇心が満たされますね。