第4章 物の怪/明智光秀
自然に口元が緩んでいくのが自分でも分かってしまう。声を抑えようとしても抑える事ができない
絶え間なく続く筆が私の理性を壊していくみたいに、何も考えられなくなりそう
「ンッ……あぁ……」
「凛、不謹慎だぞ……結界を張っている最中に喘ぐとは」
「っ……そんな……喘いでるなんて……んっ……」
光秀さんの言葉に一瞬、我にかえってしまう。
そうだった
私は結界を張ってもらっていたんだ
「妙な気分にでもなったのか?」
「そ、そんな事は……」
「ほう?……此処はこんなにも悦んでいるようだが?」
「っ……やめっ……ンッ……ふ……っ」
さわさわと私の茂みを掻き分けて筆の先が秘豆を捉えてくる。
指で触れられるよりも弱い力に焦れてきて足の指がばたついてしまう。
「や……だ…め……」
声に力が入らない
身体も怠くて重たいのに筆が触れている場所だけが、火照りもっと触って欲しいと疼いてくる。
「此処は凛にとって大事な場所だからな。
念入りにやっておくか」
どこか愉しそうな光秀さんの声が遠くから聞こえてくるような気がしてくる。
「っ……!!」
御神酒をたっぷりと含んでいる筆先が秘豆を刺激して
「や……だめっ……やめ……んっ……!」
ジンジンと熱く疼いてしょうがない。
お腹の奥が熱くて堅いモノに突かれたがって、何度も締め付けてしまう
「んあっ……み、光秀さんっ……も、もうっ……」
頭のてっぺんからつま先まで心地良い痺れが駆け抜けていく
私の蜜壷から何かが解き放たれていくのを感じながら、まばゆい光の渦に飲み込まれてしまう。
オマケに続く→