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イケメン戦国 ◇甘い囁き 2◇R18

第4章 物の怪/明智光秀


オマケ



果てた凛を黙って見ていると、静かに襖が開く。


「お前の役目は今日で終わりだ。
ご苦労だったな」


懐から巾着をだし、小さな手に掴ませてやると嬉しいのか小さな声をあげる。


「この事は内密にな」

「キキッ」


光秀の言葉の意味を理解したかのように頷くと、静かに部屋を出ていく猿。


「飼い主に似ないでよかったな」



凛の部屋に毎夜忍び込んでいたのは、秀吉が飼っているウリ。
物の怪なんてはじめからいない。



「まんまと俺という物の怪に捕まってしまったようだな凛__泣いても離してはやらないぞ」



物の怪よりも怖い相手に好かれてしまった貴女は、幸か不幸か?


それは貴女の心が決めること






*Fin*



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