• テキストサイズ

イケメン戦国 ◇甘い囁き 2◇R18

第28章 うたかたの夢/上杉謙信


目覚めても凛は俺の目の前にいる。

いつものように俺を包み込むような笑みをたたえて、柔らかな膝が俺の頭を包み込んでいる。

凛がいなくなる前の平凡で幸せだった日常を取り戻したようだ。



「謙信様……?どうしましたか?」

「夢じゃないのか?」

「?……くすっ……謙信様ったら寝ぼけてます?」

「……凛……なのか?」

「むっ……!どちらの女と勘違いしてるんですか?」


拗ねたような瞳が俺を見つめてくる。
なんとも愛らしい表情に頬が緩んでしまう。



「凛……俺に口付けしろ」

「……え?」


みるみるうちに頬を染めていく凛が愛おしくて気が狂いそうだ。


2度と触れ合う事が出来ないと絶望していた俺。それはすべて俺の見た悪夢だったのか。


「口付けしろと言っているんだが?」

「恥ずかしい……」


恥ずかしがる凛の首を引き寄せ、唇を軽く合わせる。

柔らかな感触がこれが現実だと教えてくれる。


「ん……」


もっと凛を感じたくて何度も唇を味わっていく。


「ンッ……けんしん……さま……ンッンッ……」




唇だけじゃ物足りぬ。

もっと凛を感じさせてくれ。


唇は水音を含み凛の耳を攻め、手は柔らかな胸を堪能し、あいている手は着物を乱していく。


ほどよい肌の弾力、ぬくもりを求め唇が凛の体を彷徨う。
/ 179ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp