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イケメン戦国 ◇甘い囁き 2◇R18

第28章 うたかたの夢/上杉謙信


「ンッ……あ……!」


雪のように白い肌に愛の印を散らしていく。

そのたびに凛は体を仰け反らせ、俺の頭を抱えこんでくる。



もっと愛して___


凛の声が聞こえたような気がした。


切なく喘ぐ凛の声を聞いているだけで、胸が締めつけられる。

早く繋がりたいと男根が主張を始めてくる。

俺はその主張に逆らずに凛の体の奥に挿っていく。




「凛……お前は温かい……」

「ん……ぁ……謙信……さま」

「ん?」

「……愛しています」

「俺もだ」

「私は……いつまでも謙信様の傍にいますから」


しがみつくように背中を抱きしめられる。
俺も凛の背中に腕をまわし、強く抱きしめる。


この腕はなにがあっても放すまい。



「魂のある限り、私はあなたを愛しています」

「凛……?」

「忘れないで……」

「なぜ泣く……?」

「幸せ……だから」



菩薩のようなすべてを包み込むかの微笑みを浮かべる凛の瞳から、一筋の涙が流れていく。



「泣かないで……謙信様……」

「泣く……?この俺が……?」


頬に凛の唇が寄せられて、俺は初めて視界が歪んでいる事に気付いた。





夢とは時に残酷だが、それでも……





「俺は凛に逢えて嬉しいぞ」







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