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イケメン戦国 ◇甘い囁き 2◇R18

第2章 イライラ/真田幸村


名残惜しそうに離れていく唇


「……幸村……いつもと違う……」

「わりー……こんな口付けじゃ……気持ち良くないよな」

「ううん……逆だよ……」

「え?」

「凄く……良かったよ」

「本当か?!」

「うん」

「(わかんねー……こんなおとなしい口付けが良いのか? でも凛の顔つきがいつもと違うよな?)」


幸村はきっと分かってない
情熱的な激しいキスや愛撫も気持ち良くはなるけど、それだけじゃダメ。

まずは気持ちが大事

優しく焦らされるようにされればされるほど、恋い焦がれていくんだから

今は幸村が欲しくてたまらない
たくさん、触れてほしい
いっぱい私を愛してほしい


少し熱を帯びた幸村の頬に手を添える


「もっと優しく私に触れて……」

「っ……」

「ゆっくり私を愛して……ね」

「おー」


ぶっきらぼうな返事だったけど、幸村は少し照れたように微笑んでくれた

私が大好きな笑顔で__


唇が自然と吸い寄せられるように重なっていく


ゆっくりと丁寧に私の体中に幸村の唇が落ちてくる。
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