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イケメン戦国 ◇甘い囁き 2◇R18

第22章 春日山城は今日も平和です/真田幸村


「おう……酔ってねーよ」

「……酔ってるよね?」

「うーん……?酔って……るのか?」


酔ってるでしょう

照れ屋な幸村が傍にいてくれなんて言うわけないじゃない。

顔だって紅いし、なにより会話が変だもん。


「幸村、お部屋に行こう」

「やだ」

「やだじゃなくて……」

「なに……おまえ、俺と2人っきりになりたいのか?」


肩を抱き寄せて私の顔をのぞき込んでくる幸村に悔しいけど、どきどきさせられてしまう。
(さっきから何回どきどきさせられてるのよ)


「そうじゃなくて」

「俺は2人っきりになりたいぜ」

「……」


完璧に酔っ払ってる……
そんなこと普段は言わないじゃない
どうせなら酔ってない時に言ってよね。


「なあ凛……」

「ん?」

「口付けしてやろうか?」

「っ……」


なんで耳元で囁くの?
(2人っきりの時に言ってよ)


「なあ……凛……」

「幸村……やめてよね」

「いーじゃん、べつに」

「よくないって……」


私の肩を抱きベタベタと手をさわったり、おでこや頬にキスをしてくるなんて。

酔っ払ってる証拠じゃない。


「凛~」


甘えた声に熱っぽい唇。
つい、流されてしまいたくなるけど此処にはみんながいるじゃないのよ。

 
「ね、部屋に行こう」

「おう……部屋で可愛いがってやるよ」  
(期待してます)

「じゃあ立って」

「もう勃ってるぜ……ほら」

「っ……!!」


私の手を股間へ……


「バカ!!」


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