第2章 始まりのバスケ部
放課後、いつものようにバスケ部に行く
「こんにちは」
いつものように挨拶をし仕事をこなそうとするがみんなの視線が冷たい
聞こえるのは泣きじゃくる音
ふと見ると円城寺が桃井のもとで泣いていた
桃井「…美希ちゃんから聞いたの…ちゃん…海常に私が調べた情報流しているって本当…?」
「そんなことしたことないけど、したくないし」
今吉「でもなぁ…ここに写真があるねん…」
すると一枚の写真を取り出す
写っているのは海常のバスケ部の人たちと私だ
ただこれは…
「偶然会って軽くお話をして…親しくしただけですが何か問題でも?」
少し嫌味を込めて言った
ないことを話されるのが一番嫌いな私
イラついた
今吉「でもなぁ…美希ちゃんから傷跡出てきたしなぁ…」
「傷跡?」
今吉「古いものから新しいものまで」
「どういうことですか?」
今吉「美希ちゃんにやってることバレて、暴力振るったんやろ?」
無い話すぎて一瞬戸惑った
「やってねーよ、ません」
今吉「でもこーやって証拠出てきてるんやで?今日の昼も、屋上で暴力振るったんやろ?毎日毎日そういうことしてきたんやろ?」
「それは…」
円城寺の方を見ると泣いている
…いや…嘘泣きか
あいつの狙いはこういうことだったのか
心の中で舌打ちをする
「ユニフォームを洗ったり、そこの人に呼び出されてたりしただけです。そこの人のおかげでね」
円城寺「っひどい!私があんなことしたと思ってるの?」
そしてまた涙を流す
「はぁ…」
めんどくさい…
夏目「めんどくさいなぁ…どいつもこいつも……殴りたければ殴れば?どうせボッコボコにされた私が見たいだけなんだろ?な、円城寺」
円城寺「…」
睨まれた
青峰「…コイツはやってねーよ」
「「「!?」」」
一同は驚く
円城寺「…っひどい…青峰くんまでそっちの味方するの…?」
青峰「味方とかじゃねーよ…ただ、見ただけだし、信じただけだ」