第2章 始まりのバスケ部
〜過去〜
円城寺「初めまして、円城寺美希と申します。今日からバスケ部のマネージャになります、よろしくお願いします!」
桃井「ほら、ちゃんの番だよ」
って
言わなくてもわかるけど
「夏目です。よろしくお願いします」
一年の頃と2年の初め
最初は普通だった
最初だけ
別に入りたくて入った訳じゃない
ただバスケが好きだった
女バス部に入りたかったが、無くてただ入っただけ
ただの本当の無関心だった
桃井みたくそういう才能があるわけでもないし、やる気などほとんど無い
あの時抜けておけばよかったかな…
ま、いいや
二年になると確実にマネージャーなどに差が付いた
それからが始まりだった
「ん…?」
選択しておいたユニフォームが泥だらけ
「洗っておいたはず…」
ま、いいか
もう一回洗おう
今吉「んん?ちゃんか。どしたん?こんなところで」
げ…胡散くさいメガネキャプテンが来ちゃったよ…
「いえ、ただユニフォームが…」
今吉「おわー…えげつな。手伝おか?」
意外な言葉に驚いた
てっきり怒られるかと
今吉「ん?怒ると思たんか?そんなわけ無いやろ。昨日洗っとたんわし知っとるで?」
あ…
よかった
今吉「…まぁ、だれがこんな嫌がらせやったにしろちゃんやないのはわかってるしな」
「ありがとうございます」
今吉「ええて、ま、心ん中は黒い事わかったわ」
あ…
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