第11章 夢と合宿
かと言って、三日間お昼作るにしても結構な大人数。
色々な人にアンケートをとってみたところ。
原「俺カレーがいいなぁ。あ、なんなら、ちゃんでもいいんだよ?」
と言って花宮に頭を叩かれていた。
カレー、とメモを取る。
山崎「俺もカレーがいいなぁ、カツカレーとか食いたい。チャーハンもいいなぁ…。」
瀬戸「カフェイン。」
古橋「強いて言うならサラダがいい。」
カフェインは置いといてサラダとチャーハン、ロースカツとメモをする。
んーー、これといったものが出てこないなカレーは一日目にしよう。
「花宮〜。」
と呼び止めると、すぐさま後ろを振り返る。
花宮「なんだ。」
「合宿のご飯どうしようかなーって思って。」
花宮「んなもんテキトーに作っとけ。」
「んなアホな。」
そうつっこむと冗談だと返ってくる。
そりゃ冗談じゃなかったら病院進めるわ。
花宮「そうだな…。」
原「ちゃんの作る料理ならなんでもいいよ。」
ニヤッとして言う原。
いつの間にいたんだと少し驚いていると
原「花宮の気持ち代弁してみたんだよん。」
キラッという効果音がつきそうな仕草と共に花宮に凄い勢いで蹴られてる。
花宮「あれ食いてぇ、この前作ってくれたやつ。」
夏目「あーー、チーズを豚肉で巻いて焼いたやつ?甘辛いタレの?」
ひと頷きする花宮。
あれ割と手抜きなんだよね、巻くのめんどくさいけど。
「夕飯それにする?」
花宮「あぁ。」
とひと返事。大体この時の感じはちょっと喜んでる時だ。
ちょっと可愛い…、とか思ったりしてしまう。
原「ただの惚気じゃん!!!!」
いきなり叫んだ原にビックリする。
完全に存在忘れてた、ごめん原。
原「いいなぁ俺もの料理食べたいなぁ〜。」
花宮「合宿で食えんだろ。」
え〜っと不満をもらす原。
原「い〜な〜花宮。こんな可愛いが家にいて帰ったら料理作ってたりとか。朝とかさ、エプロンとかしてさ、『おはよ』とか言われてんでしょ。羨ましすぎるんですケド。俺だったら毎晩毎朝襲うわ。」
花宮「原黙れ。」
花宮のパンチがみぞおちに入ったのしっかり見た。