第9章 不自然
瀬戸「中学一緒ってことはさ…あの先輩も一緒だったんでしょ?」
「あの先輩って?」
瀬戸「桐皇の」
「あー…」
妖怪サトリか
「うん…化けギツネね」
遠い目をして答える
原「きつねwww」
「それがどうかしたのか?」
瀬戸「いや、ちょっと興味本位で聞いてみただけ」
「そっか。うち的にはやっぱまこたんが一番だけどな」
原「いやなんの話ししてんの」
「うん、やっぱそうだよね」
原「一人で納得してても全然わかんないから」
瀬戸「あー…俺さぁ、ちょっと花宮から聞いたんだよね。あった事」
「そうだったの」
瀬戸「うん…残虐だね」
「まぁ…ねぇ…」
瀬戸「そういえば、花宮は?」
「戸締まり手伝ってくれるって!」
原「行かなくていいの?」
花宮「?(黒笑」
「あっ…」
振り返ると突如現れた、黒い笑みを浮かべた花宮が
花宮「自分の身分を忘れて楽しそうにおしゃべりか?挙句の果てに自分の仕事まで忘れていやがって…いいご身分だなァ」
「アアア…これは…その…」
まこたん…じりじり詰め寄るのやめようか
「うっ…」
壁にまで追い詰められてしまった
原「ご愁傷サマ」
「あっ…逃げるなー!」
花宮「お前もな」