• テキストサイズ

【黒バス】悪童とともに復讐を【花宮真】

第9章 不自然


※side



…話せない
思っていた以上に話せない
あの時失敗してしまった…
あの日の夜…





『まこたんだったらいいけどな』





うっわ……。
もう、考えただけで恥ずかしい

なにこのセリフ!




「よくあんな恥ずかしいセリフが言えたよ…しかも…」





本心で

本人に聞こえてたらどうするんだよ!?

もうホントにどうしよう…


よし、原ちゃんに相談しようてかぶっちゃけあいつらに言おう



よし、バスケ部行くぞ!





「こーんにーちわぁあ!?!?」



古橋「遅かったな」



瀬戸「…(汗」





え、
何があったの何があったの!?





瀬戸「まぁ、事情は…うん」


「あっ…聞かないでおく」


原「助けて……」


山崎「原…死ぬなぁあああああ!!」






なんだこのチーム





よし、着替えてこよう



ひとりでに更衣室に入る





「…」




さっきの話に戻るが…

そもそも


なんであんなふうに思ったのか…だ


いつからだろうか

こんなふうに花宮に想いを寄せてたのは…って




「ん…?想いを寄せてる…!?」





え…





「…うち、好きなの!?」





ハッ!



慌てて口を塞ぐ





「嘘だ…」




顔が仄かに熱帯びていくのが分かる






「んなぁ…」






ペタリと床に座り込む

中学から蓋をしてきた想いに今更自覚する


そういえば今吉に昔言われたことあったような…?





「…まじか」


「どうしよー!!」


この叫びは体育館中に響いたらしい












瀬戸「…遅すぎ…(汗」


山崎「うおっ!?」


原「…ウケる」


古橋「…」


花宮「ッ…うっせーよ!!さっさと着替えろ!!」



/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp