第8章 過去
しばらくしてから俺も風呂に入り、電気を消し、戸締りをし自分の部屋に向かった
花宮「…」
「…遅い」
花宮「お前もう自分の部屋帰れ」
「まこたんの部屋ってまこたんの部屋って感じの部屋だよね。tモノトーンでシンプルで一人暮らしの男の人の部屋って感じ」
花宮「人の話聞いてたか?帰れっつってんだよ」
「え〜約束と違うなぁ」
クソ…
ニヤニヤしやがって…
ていうかこの状況本当にいいのか?
第一ダブルベッドでもねぇのに一緒の寝床で寝ても
俺以外の男子だったら確実に襲われるよな
…俺だからか
それも気に入らねぇけどな
仕方ねぇ…なれるまでの辛抱か
花宮「チッ…」
読みかけの本を持ち、スタンド電気を点け部屋の明りを消した
花宮「もっとそっち行け、俺が寝れねぇだろ。幅摂り過ぎなんだよデブか?」
「もっとそっち行けまででいいじゃん!全くもー…すーぐ余計なこと言ってさー…」
花宮「はっ!」
ふくれっ面の
タコみてぇだな
「…」
花宮「…」
俺が布団に入るとそっぽ向きやがった
今更意識し始めたのか…?
…ちょっといじめてみるか
少し寄り、俺の脚をの脚にあててみる
「ッ!!」
その瞬間肩を揺らす
花宮「…」
…おもしれぇ
今度はぴたりとあて、そのままの状態に
「ッ…!!っわざとやってるでしょ!?///」
顔真っ赤にしながらこっちを見て言ってきやがった
花宮「んは!…なんのことだかわからねぇな」
「くッ…こんの…エロ花宮!」
花宮「へぇ…」
俺はそのままに覆いかぶさる
花宮「お前に警戒心が足りなかったのがいけねぇんだろうが」
「なッ…」
花宮「俺だから大丈夫だと思っていたのかしれねぇが、男で大丈夫なやつなんてそうそういねぇーと思っといたほうがいいぜ?」
「ッ…」