第3章 悪童
「あーあ…学校手続きか…面倒くさいな…ここまできて桐皇に行くのか…」
と言いつつももう桐皇の正門前
校長室まで行く
奴はずっとここにいる
私のことも見て見ぬふりをしていた
この学園そのものを恨んでやる
「失礼します」
校長「っ…!君は…」
「退学させてください」
校長「…いきなり何を言いだすんだね君は…散々迷惑をかけておいて!」
「…」
…ああ…コイツもか…
怒りの矛先は全て私に向けられる
全て私のせいにされる
「なら、その件について認めれば良かったでしょう。私がいじめられていると。退学させてくれないのであれば私は世間にばらすことだってできます」
校長は黙る
「では、さようなら」
私はその場を去った
本気で使えねーハゲだな
?「ん…?」
「…うわ…」
?「じゃねぇか…」
「青峰…」
青峰「お前…退学すんのか…」
「ああ、オセワニナリマシタとあの人たちに伝えておいてね」
青峰「…逃げんのか…お前は悪くねーのに」
「…逃げないよ…ただ…復讐したいの」
青峰「…」
「ん…?お前は悪くない?」
青峰はため息をし呆れた顔をする
青峰「…気づくのおせーよ。あんとき俺は屋上にいた、全部知ってる。…その…悪かった、助けられなくて」
「別にいいよ、気にしていない。またどこかでね」
私は後ろを向きその場を去った
「さようなら…桐皇」
口角が自然と上がる
青峰が知ってるのか…なら話が早い
が
もう決めたことだ、復讐する
…絶対に許さない