第15章 Dreamin' Birthday
途端に破裂音といっしょに
「和、お誕生日おめでとう!!!!」
って4人の声が…。
さらにもう1回、クラッカーの音がして…。
「雅紀、ドラマお疲れさま!!!」
って3人の声が続いた。
え?って思ったら
同じくえって顔をしたまーくんと
いたずらが成功したみたいな
顔をした3人が俺の前にいた。
「なに…これ?」
「お疲れさまって??
どういうこと?」
まーくんもびっくりしてる
「なにって今日誕生日でしょ?」
と笑顔の翔さん。
「だって…今日って…」
と呟くまーくん。
「あれ、翔ちゃん言わなかったの?
サプライズをしたいって」
と大野さん。
「言ったよ?
和の誕生日にサプライズで…
パーティーやろうって」
と翔さん。
「ねえ、突っ立ってないで
こっちにおいで」
とまーくん。
「おれもめっちゃ驚いたけどね」
なんて言いながら俺をエスコートしてくれる。
「和、テンション上がるでしょ?
ディズニーランドホテルの最上階、
ウォルトディズニースイート、
取れちゃったからさ」
と潤くん。
広いリビングに置かれた
大きなダイニングテーブルには
既に食事とケーキが置かれていた。
ケーキに立った32の数字のろうそく。
そこに大野さんが火をつける。