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Side by Side  【気象系BL小説】

第15章 Dreamin' Birthday


立ち止まってた相葉さんに声を掛ける。


「相葉さん、マネから電話で下に

 忘れ物取りにいってきます。

 そのまま先に行っててください」


「え?俺だけ?」


「うん、すぐ行くから」


「わかったよ。

 じゃ先に行って待ってるね?

 早く来てね?」


「りょーかい」


俺はそのままUターンしてロビー階に降り、

指定された専用ラウンジに向かった。


中に入るとマネがいて手には封筒があった。


マネは小声で

「二宮さんすみません。

 先ほどお渡しするつもりだったのですが…」


至極申し訳なさそうな顔で謝られたら

文句は言えない。


「いいよ、別に。

 それ、大野さんに渡せばいいの?」


「はい、お願いします」


頭を下げるマネから封筒を受け取り、

再び専用エレベーターで9階に向かう。


俺たち5人が集まると、ばれたら

パニック確定なのでどうしても

ホテルのスイートを遣うことが多くなる。


ホテルならセキュリティーも

しっかりしているしそこそこの格のホテルなら

客層の関係もあるのか騒ぎになりにくい。


で、今回は翔さんがディズニーランドホテルの

最上級スイートを取ったらしい。


ラウンジを出る時からホテルの

スタッフさんが着いてくれたお陰で

特に声を掛けられることもなく9階に着く。


そのまま先ほど見た扉の方に案内される。


スタッフさんがノックをすると中から声がした。


それを合図に扉がスタッフさんの手で開かれ、

中へと通された。

スタッフさんはそこまでで俺は

更にもう一枚、扉を開けた。
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