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Side by Side  【気象系BL小説】

第15章 Dreamin' Birthday


相葉さんは疲れているのか

あっという間に寝てた。

俺はいつものようにゲームを出して始める。


マネの運転する車は都内を抜けて…

かの有名な夢の国のそばまで来ていた。


お城のような建物に吸い込まれる車。


「まーくん、着いたよ。起きて」


俺の声に目を覚ます、相葉さん。


「ん?俺寝てた?」


「うん、ぐっすり」


「ここどこ?」


「ディズニーランドホテル」


「へ?」


理解できないのか気の抜けた声を

上げた相葉さん。


「ほら、行くよ」


それを無視するように車を降りる。


ホテルのスタッフさんが来て

そのまま専用のエレベーターで

最上階に上がる。


「こちらになります」


とクラシカルな制服に身を包んだ

スタッフさんが案内する先に

大きな扉があった。


「え?和?これどういうこと?」


「まぁまぁ…」


言いながら背中を押す。


間もなくというところで携帯が鳴った。


着信音はマネ…。


「相葉さん、ちょっと待って」


一声かけてスマホの画面をタップした。


「もしもし?」


「あっ二宮さん、すみません。

 お渡ししなくてはならないものを

 渡し忘れてました。

 申し訳ないんですが取りにきて

 いただいてもいいですか?

 3階の専用ラウンジにいますので…」


「急ぎ?」


「大野さん、そこにいらっしゃいますよね?

 チーフから預かってるものがあって」


「判ったよ。すぐ行くから待ってて」


そう言って電話を切った。
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