第15章 Dreamin' Birthday
そんな話をしたのが今から1週間ちょっと前。
今週の月曜日に無事最後の放送を終えた
相葉さんのドラマ。
なんか恥ずかしくて、
マンションで一人で見てた。
ドラマの撮影が始まってからこっち、
やっぱり痩せたよなぁなんて
思いながら見てた。
ドラマはすごくいい作品だったと思う。
相葉さんの良さがすごく表現されてて…
撮影中の苦労も知ってるが故に
感慨はひとしおだった。
そして、今日。
雑誌の撮影で都内のスタジオに二人でいる。
「ニノ、なんか久しぶりじゃない?」
「あぁそうかも?
最近こっちも映画でスケジュール
埋まり気味だからね?」
たわいもない話をしながらも撮影は進む。
休憩時間にさらりと聞いてみる。
「お前さあぁ、このあと予定ある?」
「ん?今日は特にないよ。
この仕事で終わりだからさ、
帰って寝ようかと…」
「ふーん、じゃぁさ、俺に付き合わない?」
「いいけど?」
「決まりね?予約しといたから
終わったら飯、食いにいきましょ?」
「了解。じゃ、巻きで終えちゃう?」
なんてにっこり笑う。
よし、とりあえずこれでマネの車で
会場に連れて行けばOKだな。
そうとなれば…と二人で張り切った結果?
撮影も取材も無事に終了。
ふたりで着替えて、マネの車に乗った。
車にのってすぐ、大野さんたちにメールした。
『スタジオを出ました。
これから向かいます』と。