第45章 相葉雅紀氏の(ファナティックな)愛情
上半身だけ脱いだ和が肩を叩いて合図するから翔ちゃんの身体からゆっくり離れる。
顔を真っ赤にして目をとろんとさせた翔ちゃん。
二人の唾液で濡れた赤い唇を親指でそっと撫でた。
「智、どうする?自分で脱ぐ?
それとも…」
隣のベッドでは潤ちゃんがおーちゃんとラブラブしてる。
「潤くんが…脱がせて?」
うわーあんなかわいい上目遣いで言われたら喜んで脱がせるよなぁ…。
もちろん松潤も多分に漏れず喜々としてぬがせにかかってる。
となればこっちもだよね?
和ちゃんに視線を送れば、わかってますって顔で翔ちゃんのスエットの裾に手を伸ばす。
それに呼応するように俺は翔ちゃんのパンツに手をかけて一気に脱がした。
とっさに隠そうとした手をニノが掴む。
「隠さないで?
ちゃんと見せてよ?
…ちょっと濡れてるじゃん、翔ちゃん、まーくんのキスが気持ちよかったんだ?」
少しからかう様な和ちゃんの口調に翔ちゃんの身体が朱に染まる。
「翔ちゃん、かわいい…」
恥じらうように身をよじる翔ちゃんがいつもの何倍も可愛く見える。
帝王然としている翔ちゃんはかっこいいけど…今日は乙女モードなんだね。