第45章 相葉雅紀氏の(ファナティックな)愛情
「良かったね、大野さん。
翔さん、ようやく理解したって」
松潤がおーちゃんの肩に手を置いた。
それが合図。
「翔ちゃんがわかってくれてよかったよ。
だいたいさ、カズならうちにもいるじゃん。
せっかくだし、カズさんが夢のなかでやったこと、全部上書きしてあげる!」
「は?雅紀なに言ってるの?」
「なにって…翔ちゃんこのまま『じゃ、気をつけるね!ちゃんちゃん!』で終える気?
勝手にキレて変な空気にしたのに?」
「いや、それは反省してるけど…」
「だからね、反省は態度で示してください。
私達、とことん、付き合いますから」
にっこり笑ってそう宣言したニノちゃん。
「そうそう、俺も手伝うからね?
おんなじ色々されるならうちのカズちゃんのほうがいいでしょ?
しかもこっちは夢じゃなくて本物だしね?」
後ずさりする翔ちゃんをニノと二人で追い詰める。
「あ、リーダーはこっちね?
俺と楽しもうね?
ジャンピングシューターのときよりも乱してあげるから。
明日はなんもないもんね?
立ち上がれないぐらいかわいがってあげる」
潤くんが天使のほほえみを浮かべながらとんでもないことを口にしながらおーちゃんのことを抱き上げた。