第45章 相葉雅紀氏の(ファナティックな)愛情
家に戻ってそれぞれ部屋着に着替えるとなんとなーくリビングに集まるのもいつものことだし、そのまんまかるーく飲み始めるのもいつものこと。
この先に決まってる仕事のことを話してるとその流れはなぜか今日の収録の話になって…。
「ねぇ…翔くんなにしたの?」
「え?なに?俺が何したって?」
突然、口火を切ったおーちゃんに訳がわからないと言う顔の翔ちゃん。
「カズレーザーさんとしたんでしょ?」
「は?何言ってるの?兄さん?」
慌ててるのか怒ってるのか?プライベートでは使わない兄さん呼びでおーちゃんを呼ぶ翔ちゃん。
「だって言ってたじゃん!
『やること全部やったから!』って!」
「だからそれはカズさんの夢の話でしょうが…」
「じゃ、これからやるの?」
「なんでそうなるの?」
「だってめちゃくちゃ笑顔で『ありがとうございます』っていってたじゃん!
それって現実にするってことでしょ?
翔くんのバカ!」
「だから…なんでそうなるんだって!」
若干苛ついてきた翔ちゃんとだいぶヒートアップしてるおーちゃん。
ふたりとも止まる気配はなかった。