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Side by Side  【気象系BL小説】

第43章 HAPPY



このあと、しばらくそばにいるのにLINEはひっきりなしに鳴り続けた。


「ねぇ…、そろそろ寝ないと。

 明日、お台場だよ?」


しっかり者の潤の一声でお開きになる。

みんなで空き缶やつまみの皿を片しながらなんとなく名残惜しくて…。

いつも一緒にいるのに…。


「ねぇ…一つわがまま言ってもいい?」


智くんが徐ろに声を出した。


「ん?なに?」


貴方のわがままならなんでも叶えてやりたいと思う俺はすぐに反応する。


「ふふふ、あのね?今日はみんなと一緒に寝たいなぁ…って思ってさ?

 大きいマットレスでみんなで寝るの、駄目かな?」


「いいよぉ!そうしよう!そうしよう!」


瞬間的に雅紀が答える。


「あーもー!相ばかうるさい!

 んじゃ、私が智の隣ね!」


「あっ、ずるい!和ばっかり!」


珍しく潤が声を上げた。


「そうだ!寝起きんピックしよう!
 んで勝った人が明日の収録後におーちゃん独り占めね?」

ミラクル雅紀の提案は何故かそのまま取り入れられ…俺たちはみんなでバタバタと階上のマットレスの置いてある部屋に枕を持って集合した。

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