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Side by Side  【気象系BL小説】

第42章 under the radar




で、15日、当日。

朝からレコーディングで集まってた僕たち。

スタジオでは小さなケーキが用意されてて…なんとなくお祝いムードの中、レコーディングも進んで、まさかのオンタイムで終わった。


終わった途端に翔くんたちに手を引かれ、移動車に押し込まれてあっという間に移動して…。

気がつけばちょっと古めのビルの裏口にいた。


「ねぇ…何するの?」


あの時、タブレットをちゃんと見なかった僕。
ってゆうか角度悪くて…。

詳しく見ようと思ったときにはすでに別の画面になってたみたいで…。

わからないままここにいるわけで…。


「ん?忍びの国観るの。皆で」


翔くんが何でもない顔で言う。


「今日で上映終了なんだって。
 もう一度観たかったし、ちょうどよかった」


相葉ちゃんもニコニコしながら言う。


「終わったら移動ね?準備もできてるから」


松潤がウィンクしながら言う。


「今回は私が手配してみました。
 この辺はまぁ…そこそこ顔が利くんで」


どうやらニノの地元に近いらしい。

確かにさっき黄色い電車を見た気がする。

結局、有無を言わさず劇場に引きずり込まれ5人で自分の映画を観るというなんとも言えない経験をすることになった。





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