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Side by Side  【気象系BL小説】

第42章 under the radar



「しょうがないじゃん…
 だってニノ仕事だったんでしょ?」


「そうだよ、その分大野さんとドライブデート
 してきたんだろ?」


「ドライブデートって…おじさん寝てたし」


「…ごめん」


そう言われたら謝るしかなくて…。


「でも、ほら、翔ちゃんも見てないし」


「これがニノだけなら…まぁ…
 気持ちはわかるけど…翔さんもだし…」


「そんなの少しも慰めにならないよ!」


ニノがプイッとそっぽを向いてしまう。

うーん、どうしたらいいんだろう…これ。

困り果てたところにタイミングがいいのか悪いのか…翔くんが帰ってきた。

音で気がついた相葉ちゃんが助けを求めるみたいに玄関に向かった。

しばらくして足音が聞こえて翔くんがリビングに姿を表した。


「おかえり」


「ただいま、智くん大阪どうだった?

 …ってどうしたの?

 和、どうしてそんなに不機嫌な
 顔してるの?」


「…別に?」


あぁ…まじで不機嫌じゃん。


「もしかして…智くんの映画、
 行けなかったから?」


「だってさぁ…ずるいんだよ、潤くんもまーも
 舞台挨拶見たっていうんだよ!

 俺…仕事で…見れなかったのに…」


そんな泣きそうな顔…しないでよ…。

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