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Side by Side  【気象系BL小説】

第40章 サプライズバレンタイン




CMのメイキングが流れてから迎えた週末。
計画の決行日。

みんなのスケジュールは確認済みで帰ってくる前に終わらせるためにはかなり頑張る必要がある。


「よし!頑張る!」


気合を入れた僕にマネージャーがどうしたんですか?って不思議そうな顔で聞いてきた。


「今日の仕事これだけでしょ?
 巻きで終えるから、終わったら
 画材買いたいから新宿で下ろしてくれる?」


ウキウキ言う僕に勝手に納得したマネージャーは二つ返事で了解してくれた。

予告通り巻きで収録を終えてマネージャーに新宿まで乗せてってもらう。

いつもの画材屋の近くに車を停めててもらう。

眼鏡とキャップをかぶってマフラーをグルグルに巻いた。


「お疲れ様、次は火曜日だよね?」


簡単にスケジュールを確認しながら自然な仕草で車を降りて手を振って画材屋の方に歩く。

車が行ったのを確認してそのそばの雑居ビルに入った。

古びた雑居ビルの3階が約束のスタジオだった。

鳴るかわからないインターフォンを押すと間の抜けた音が小さく鳴ってすぐに扉が開く。


「お疲れ様、さ、入って」


昔からの顔見知りだから遠慮がない。

靴を脱いで入るとそこは8畳ほどの部屋で壁際には大きな鏡が置いてあった。


「あー、来た!待ってました!

 あの時よりも可愛い洋服用意したので!

 さっこっちで着替えましょう?」


スタイリストさんに腕を引かれ用意された服を受け取った。


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