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Side by Side  【気象系BL小説】

第39章 松本潤氏の(ファビュラスな)視線




それでもやりきった雅紀を機嫌の良くなった翔さんと保護者のようなニノが褒めまくってる。

みんなのほっとしたところで舞台へと向かう。

俺はカメラが見切れた瞬間を狙って智に耳打ちした。


俺の一言に顔を赤くして睨んだ智。

俺はそれにさえ気を良くして会場を煽る。


「行くぞー幕張!これが最後だぁー」


一気に会場のボルテージが上がる。
その勢いのまま、メドレーを歌い終えた。

そのままエンディングを迎えて、そのまま裏で番組後のインタビューに答えて…。

つーかさ、青木さん、相変わらず熱いよなぁ…。

すげー見てるからマジで気を付けないと…。

そんなインタビューを終えて俺たちは揃って楽屋に戻った。


「おつかれー」


みんなが口々にいうその挨拶が部屋に響く。


「相葉さーん、今日はどうするの?」


ニノが着替えながら声をかけてる。
その傍らにはのそのそと着替える智がいる。


「今日はマンション、行くよ。

 ほら出場歌手が出たからさ、
 今のうちに出来るだけ面談用の資料
 読みたいし…」


ほぼ着替えを終えた相葉くんが衣装を律儀に畳みながら答えてる。


「じゃあ、邪魔しない方がいいか?」


ニノが殊勝げに言うのを見て相葉くんが首を振ってる。

その二人に縋るような視線を送ってる智。
いや、気が付かないと思うよ?

うん。
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