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Side by Side  【気象系BL小説】

第39章 松本潤氏の(ファビュラスな)視線



とりあえず衣装はこのままという指示が出たからそのままで控え室にいる。

控え室に戻ってきた智が知念に話しかけてる。

それさえも今の俺には忌々しいけどかと言って、邪魔するわけにもいかず…。

あんまり長引くようなら介入しようと密かに心に決めていた。

でも俺が動くより先に智が戻ってきた。


「おかえり」


「ただいま。
 ちょうどいいタイミングだったから
 侑李にプレゼント渡してきた!」


「プレゼント?」


興味なさそうに和が聞く。


「そう、侑李、明日、誕生日だからさ
 やっぱ、先輩としてはね?」


「ふーん。で、なにあげたの?
 最近、買い物なんて行ってないでしょ、
 あなた?」


「うん、前にさ、
 僕が作ったストラップ見て
 『欲しい』って言ってたからさ、
 久しぶりに手作りしたの。

 めっちゃ喜んでくれたから
 作った甲斐あった」


満足げに笑ってるけどさ…聞きづてならないよそれ。
手作りって…。

つまりそれなりの時間を奴に割いたってことじゃん。

よくよく見るとニノもゲームに視線は落としてるけど表情は苦虫を潰したようだ。


「ニノ?どうしたの?ゲーム難しいの?

 なんかすごい顔してるよ?」


その顔に気がついたのか智がニノに話しかけてるけど…残念だわ。
それゲームのせいじゃないから…。






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