第39章 松本潤氏の(ファビュラスな)視線
正直さ、俺は自分自身が十分に心が広いと思ってたんだよね。
いや、まじで。
うちのリーダーに関しては翔さん<ニノ<俺≦相葉さんって感じだと思ってるのね?
でもさぁ…俺たちそもそもの許容量がちいさいのかも…。
そう思わざるを得なくなったのは…ドラマメドレーの曲振りの時。
映し出された映像を見る智さんの表情と…対照的な俺たちの表情。
ワイプに智さんだけだが映ったのは…俺たちの顔がとても映せるものじゃなかったから。
翔さんなんて…司会の顔じゃなかった。
目線で人が殺せるならあんな視線だと思うよ、マジで。
終わったあと俺たち全員であとからチーフに叱られたんだよ…。
俺たちも翔さんのこと言えないような顔だったって。
まぁ確かに…俺もイラっときたしね。
でもさ、翔さんの真っ黒なオーラが凄過ぎてそんなでもないと思ったんだけどなぁ。
翔さん、曲中も笑顔なかったし。
対照的に智さんは…あんな笑顔で歌ってんの初めて見たってぐらいの笑顔でさ…。
歌い終わってはけた後も対照的な上2人。
翔さんは次の準備とさっさと着替えに行ったし、智さんはスタンバッてる兄さん達に囲まれてい更にご機嫌だしさ。
チラッと俺らを見る兄さん達の視線が言ってるよ。
『ご愁傷さま』『残念だね』って。
ほんと、智さんは…。
残された俺たち3人は控え室で脱力するしかなかった。