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Side by Side  【気象系BL小説】

第39章 松本潤氏の(ファビュラスな)視線




「………ね?」


耳元で続きを囁くと俺の言葉に顔を赤くする智。

そこにスタッフさんからの声が掛かった。


「はーい、今行きまーす!

 ほら、リーダー、先に行って!
 ニノも行ってこいよ」


「ほら、行くよ?」


一つ頷いたニノがリーダーの腕を引っ張って連れて行く。

あいつらから貰ったスイーツをテーブルに置いてると翔さんがバタバタと走ってきた。


「おつかれ!着替えするでしょ?」


声をかけると頷きながら衣装を脱ぎ始める。


「あれ?智くんは?」


翔さんの疑問に相葉さんが落ちた衣装をハンガーにかけながらこれまでの事を話す。


「ちっ、油断も隙もねーじゃねーかよ」


吐き捨てるように言う翔さん。
穏やかな司会の顔はどこに行ったんだよ…。


「翔ちゃん、顔!」


すかさず相葉さんがチェックを入れる。


「大丈夫、カメラの前ではやらねえよ」


なんて言ってるけどその顔は相変わらず厳しい。

そのまま、リーダーが取り置いてたチョコレートケーキを摘むと「甘え…」って一言呟いて苦虫を潰したような顔をしてる。

普段、長時間の生番組では途中では飲み食いしない人なのに…。

その場にあった相葉さんの飲みかけのコーヒーを煽るとちらりと時計をみてメイクさんのところに走り出した。

俺たちは何も言えず顔を見合わせて…慌ててその後を追った。



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