第39章 松本潤氏の(ファビュラスな)視線
「涼介、お前それ、うっせーよ、
他の人の迷惑だろ!
早く止めろよ。
じゃないと一緒に狩らねぇーぞ?」
確かに煩いよ、その電子音…。
ニノが怖い顔で睨むと、山田くんが慌てて音を絞る。
それを見て、一緒にいた圭人がほら見ろって顔してる。
って、え?いきなり平手打ち?
山田…綺麗な顔してやることハードだなぁ。
ってかあいつら…同じグループなのに完全な主従が出来てね?
雅紀は?って思って見渡すと兄さんたちに囲まれてる…。
そこに突撃する伊野尾…。
あいつ、まじ勇者だな。
あぁ!ちくしょー。
全然集中できねえーし。
ちょっとイラッとしながら諦めてMacBook Proをシャットダウンした。
「松潤、パソコン、終わりなの?」
手にケーキの箱を持った智が笑いながら俺を見てた。
「いや、終わってはないんだけどさ?
流石に無理じゃない?
ここでやるの…。
で、何持ってんの?それ」
「さっきね、侑李が持ってきてくれたの!
地方行ったときにそこで美味しい
チョコレートケーキがあるって聞いて
わざわざ買ってきてれたんだって!」
なんなんだよ、その嬉しそうな顔。
ってか、知念…。
あいつ最近ますます危険な気がする。
智と映画やってますます距離が近くなってる。
智って自分の懐にいれたら際限無く可愛がるからなぁ…。
しかも自覚ないし…。