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Side by Side  【気象系BL小説】

第9章 Mi amigo!


パソコンに向かい合ってると

あっという間に集合時間。

念のために智くんの部屋を覗いたら…

やっぱり寝てる。

でも声を掛けるとあっさり起きるんだよね、

案外眠りが浅いのかな?

「智くん、下に降りよう?時間だよ」

「んー、翔ちゃん、起きるね〜」

寝起きのこの人はほんとかわいいよなぁ。

寝顔はもっとかわいいんだけどね。

智くんとオーディオルームに行くと

潤がコーヒーを用意して待っていた。

相変わらず、気の利く奴だよ。

「はい」って手渡されたのは

愛用の赤いマグカップ。

「サンキュー」って言って受け取った。

で、本題。

誰がMMDAになるかわかっていない現状。

サプライズの役割分担もなかなか難しい。

結局、ニノが落ちない限りは

ニノが番組最後に伊藤さんをスタジオに呼ぶ。

ニノが落ちた場合は俺がその役をやる。

事務所に頼んで用意してもらう花は

基本、智くんから。

智くんが落ちた時は俺がやはりその役をやる。

で、MMDAの人間は責任重大。

パウダーで染まったまま伊藤さんに抱きつき、

楽屋に来てもらうように伝えるっていう

役目が振られた。

そう、実際のサプライズは楽屋で…。

さすがに番協のファンの皆さんの前では

やれないからね。

プレゼントは今週中にそれぞれ

手配するってことで決定。

さぁ、忙しくなるね?

でもすごくウキウキしてる。

それはみんなも同じみたい。

目がキラキラしてるからね。
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