• テキストサイズ

Side by Side  【気象系BL小説】

第37章 silver




「あのさ…忙しいのはわかるけど、
 こっちに帰って来いよ?

 少なくとも食事は出せるし?

 いくら頑張って準備してもさ
 体壊したら元も子もないよ?」


「うん、今はさおいらも時間あるし、
 大したものは作れないけど、
 誰かと食べるだけでも違うよ?」


松潤と大ちゃんが笑いながら言う。


「あとで、台本見せて?
 あと相葉君が調べたメモとかも。

 ああいうのって勘どころがあるからさ。

 俺、一応、場数は踏んでるし」


翔ちゃんがドヤ顔でいう。

わざとらしいドヤ顔に思わず俺も笑顔になる。


「ありがとう…ありがとう…」


もうそれしか言えなくて…また涙が出てくる。


「まったく…あいばか…」


横にいるニノがティッシュを押し付けてきた。


「なに一人で抱え込んでるの?

 俺たち、5人で嵐でしょ?

 【嵐】の相葉雅紀に依頼が来たんでしょ?


 もうちょっと私たちに頼っても
 いいんじゃないですか?」


「かず…」


「あのね、
 こけそうになったら支えに行くから!

 傷つくなら一緒に傷ついてやるよ!

 あのね、あんた傷、傷っていうけどさ
 傷は悪いもんじゃないんだよ?

 傷はね歴史なの、経験なの。

 その時痛くても…あとで味になるから。

 ほら、これみたいに…」



/ 422ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp