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Side by Side  【気象系BL小説】

第37章 silver




「おかえりー」


家の中から声が聞こえてホッとした。

と同時に自分がどれだけみんなの存在に支えられてるのかを実感した。



「ただいま」


リビングに顔を出すと既に帰ってきていたほかの3人がいた。


「お、雅紀おかえり。
 なんか久しぶりに
 帰ってきた感じするけど?」


「うん、ほんとそんな気がする。
 ニノ、相葉ちゃんを連れてきてくれて
 ありがとうね?」


大ちゃんがニノの頭をポンポンってすると少し顔を赤らめた和。


「ね、ふたりとも部屋に荷物、
 おいておいでよ?」


松潤に言われて素直に部屋に荷物を置きに行く。

そういえば…この部屋に入るのも久しぶりかも…。

俺…一人で何やってるんだろ?


リビングに降りるとニノに背中を押されてダイニングへ連れていかれた。


「これなら食べれるでしょ?」


って松潤が雑炊を出してくれた。

そのまま席に着いた松潤とニノ。

大ちゃんも翔ちゃんもマグカップ片手にこっちに来て席に着いた。

それだけなんだけどなんかすごくあったかくて…。

嬉しくて…涙がこぼれた。

みんな気づいてるはずなのに…みんな、黙って見ないふりをしてくれてる。

それもうれしくて…ますます涙が止まらなくなった。









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