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Side by Side  【気象系BL小説】

第36章 とりっくおあ…




「個室予約してるからさ、

 ユックリ食べれるのよ。

 コースにしちゃったけどいいよね?」


「ほんと、至れり尽くせりだね?
 
 いいの?こんなにしてもらって?」


多くの人で賑わってるレストランの入り口だからお互いにひそひそと内緒話をするように会話をする。


「五十嵐様、おまたせしました」


レストランのスタッフに名前を呼ばれた。

さすがにこんなところで本名で予約するわけには行かないから、普段から使ってる偽名で予約していた。

もちろん、和もわかってるから小さく頷いてスタッフさんの後に付いていった。

メインを選んで、ドリンクを頼むとようやく少し落ち着く。


「和、メイン、
 ロブスターにしなくて良かったの?」


「いいんです、
 高いモノは胃が拒否するし…」


「ごめんな、
 ハンバーグがあればよかった?」


「平気だよ、
 あれが一番ハズレがないだけだから。

 ロブスターは翔ちゃんの
 一口、ちょーだい?

 それぐらいなら問題ないから…」


「わかったよ。肉も食べる?」


「まさかのメイン2品って…。

 まぁ、らしいけど…」


「いいじゃん、ゆっくり食べたらさ
 時間もいい感じになって
 ここからショーも見れるしさ」


「そっかぁ、ここ、
 そういうレストランだもんね!」


嬉しそうな顔で笑うと和を見て、ほんと来てよかったと思った。




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