• テキストサイズ

Side by Side  【気象系BL小説】

第31章 This Night



そのまま楽屋に残った俺たちはその後、場所を移して幾つかの懸念点を潰して打ち合わせを終えた。


「お疲れさま、最後までありがとう
 じゃ、ニノ、帰えろうか?」


ニノに声をかける。


「明日、朝、迎えだよね?」


ニノの確認に頷く。


「うん、大阪入りは飛行機で羽田だから
 マンションの方が近いか?」


「Jのところの方が近いね、確かに」


「じゃ、約束通り、家で祝おう?
 智さんから預かったの、
 酒みたいだし…

 マンションで飲もう?」


「なんか作ってくれる?」


期待に満ちた目を向けるニノに了解の意を伝え俺の車でマンションに向かった。

キッチンで用意してるとシャワーを浴びたニノが話しかけてきた。


「ねー、大野さんの紙袋、
 何が入ってたの?」


「梅酒とチョコレートみたいだよ。

 梅酒は大野さんの実家からの
 お裾分けだって。

 チョコはなんか珍しいやつ?
 『和にプレゼント』だって」


小さな箱を和に差し出す。


「開けてみてよ?」


「え?いま?」


「だって明日、感想聞かれるよ?

 智さん、案外気にする方じゃん
 そういうの。

 ブレゼントの反応とかさ。

 番組の企画ですら気にしてるじゃん」


「確かに…」


黄色いリボンを解いて蓋を開けると高そうなチョコレートが4つ入ってる。



/ 422ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp