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Side by Side  【気象系BL小説】

第29章 大野智氏の(意味有りげな)微笑




「ちょっと、
 二人ともいい加減にしたら?」


潤くんの声が聞こえて翔くんと引き離される。


「ここ、どこがだかわかってるの?
 楽屋ですよ、楽屋。
 
 痴話喧嘩なら…
 帰ってからやってください。
 
 まったくいい年したおじさんが
 なにやってるんだか?」


「おじさんじゃなくてお兄さんな?」


「翔さん…、拘るところそこ?」


「ほら、智も少し落ち着いて?
 二人揃ってなに、
 後輩に嫉妬してるんだか?

 間に挟まれた菊池が気の毒だよ」


ニノが僕のケツを撫でながら呆れたように言う。


「翔ちゃん、大ちゃん、
 マネに言っといたから…。
 二人で大ちゃんのマンションに
 送ってもらって。

 ちゃんと仲直りして来なよ?
 仲直りしないと
 帰ってきちゃだめだからね?」


相葉ちゃんが笑いながら僕と翔くんの背中を押した。

迎えにきたマネに声を掛けられて…逃げれなくて…。

結局、二人で僕のマンションに来た。

なんで僕のマンションだったか後日聞いたら…『翔ちゃんのところ散らかってるでしょ?』だって。

言われた翔ちゃんがばつの悪そうな顔をしてた。


で、マネージャーに送られて下ろされた僕のマンションの地下駐車場。

マネの車は僕たちを下ろすとそのまま、帰っちゃって…。

いつまでも駐車場にいるわけにもいかないからとりあえず、翔くんと部屋に入った。


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