第28章 二宮和也氏の(悪魔のような)たわごと
「智?翔ちゃん見て?
エロい格好してるよね、翔ちゃん。
さ、智も脱ごうね?」
「え?え?和?……お願い…。
もうしないから、許して?」
「かわいい顔してもだめですよ?
まだわかんないの?
俺、怒ってるんだけど?」
にっこり笑ってやると智の動きが止まる。
「脱ぐのいやなの?」
俺の問いにコクりと一つ頷く仕草が可愛くてますます虐めたくなる。
「じゃあ、いいよ?」
あらまぁ、嬉しそうな顔して。
「そのかわり、お着替えしようね?」
「え?和?『お着替え』って?」
危険を感じたのか後退りするけど…。
それ、自ら退路断つようなもんだって、なんでわからないのかな?この人。
自ら壁に背中を付ける智。
「そんなに気に入ったんだ、『壁ドン』
自分からドン、しちゃったもんね?」
「ちがっぅ、そんなんじゃないもん」
あー、そそるわ、この人のこういう表情。
さて、遊びはこの辺で…。
「大丈夫、着替えさせてあげるから?
ちゃんと言うこと聞けるよね?
聞かないと…わかるよね?」
「和っ、意地悪しないで?」
「意地悪なんてしませんよ?
お仕置きするだけです。
かわいい子が間違えたら
ちゃんと正してあげないと?ね?」
そのまま、用意していた服を着せて準備を整えた。