第28章 二宮和也氏の(悪魔のような)たわごと
これからどんなお仕置きが待ってるかまったくわかってないよなぁ。
まぁいいや、その前に…。
「智、お風呂、入って来なよ?
疲れただろう?
お湯、張ってあるからさ?」
にこやかに言ってやる。
「上がってきたら一杯やろう?
明日、撮休日でしょ?」
「俺もさ、明日は休みなの。
だから一緒に飲もう?
翔さんもそろそろ帰ってくるだろうしさ?」
潤が掩護射撃するように言う。
ここまで言われたら断れないもんね?智。
「わかった!じゃぁお風呂入ってくるね?
先に飲んでていいよ?
疲れちゃったら寝ても大丈夫だから…」
ほんと可愛いよなぁ、智。
「大丈夫、ほらっ、早く入って来な?」
背中を押すようにいうと一つ返事をして歩いていった。
その後ろ姿を見てにやりと笑う潤くん。
「ほんと、智さん、可愛いよなぁ」
「今日はあれは俺のモノですからね?」
「わかってるよ?でもさ…翔さんと…」
潤くんが俺の耳許に唇を寄せてとんでもないことを言う。
でも…。
「いいねぇ…それ?楽しい夜になるね?」
なんだか楽しくなってきたなぁ。
しばらくして…もう一人の主役が帰ってきた。
こちらも俺たちが起きていることに驚いている。
「お帰り、翔さん。
明日さ、俺も智さんも撮休なの。
だからさ、一杯付き合わない?」
潤くんが誘う。
「お、いいねぇ」
そのままダイニングに座る翔ちゃん。
あぁ…このあとが楽しみだよ、ほんと。