第28章 二宮和也氏の(悪魔のような)たわごと
気がついたら翔ちゃんのニュースが始まってて、隣にJが座ってた。
俺は智にするお仕置きをあれこれ考えてたから、正直翔ちゃんのニュースは少しも頭に入って来なくて。
ただ、翔ちゃん、絶対楽屋で見てたよなぁ、あの番組。
今日の翔ちゃん、いつもよりふわふわしてる気がするもん。
髪型もなんかやっつけた感じだし。
集中力に欠けてるっていうの?
なんて思ってたらさ、突然、隣から黒いオーラを感じたんだよ。
なんだと思ってJをみたらさ、凄い顔で画面を凝視してるの。
でさ、気になるじゃん?
そしたらさ、翔ちゃん、金メダリストのお友達と握手〜ハグ〜内緒話!を笑顔でしてるの。
隣のJの顔ったらないよ?
そうでなくても眼力あるのに…画面通して射殺しそうだよ?
スナイパーの眼。
ゴルゴ13もびっくりよ。
そんなJを凝視してた俺にJが笑いながらいうんよ。
「翔さんも今夜、お仕置きね?」って。
うわー黒いよ。
黒潤降臨だよ。
翔ちゃん、御愁傷様。
そんなことを思ってるのがバレたのか否か?
黒潤が俺に微笑みながら言うんだよ。
「和はどんなお仕置きするの?智さんに?」